ニュースリリース

09.17.2003
ホームエンターテイメント市場のリーダーへ着実に前進 ~デジタル・ネットワーク技術および製品を保有するDNNA(Digital Networks North America, Inc.)により、D&Mの戦略を具現化~

デノン・マランツなどのプレミアムAVブランドを傘下に置く株式会社ディーアンドエムホールディングス(東証2部:6735/本社:神奈川県相模原市/取締役兼代表執行役社長、CEO:株本 辰夫、以下、D&M)は、同社が米国で設立したDigital Networks North America, Inc.(以下、DNNA)の会長マイケル・シードマン(Michel Seedman)の来日に伴い、2003年9月16日(火)都内において、今後の事業戦略の説明を行いました。DNNAのもつデジタル・ネットワーク技術および製品によりD&Mは、自社の戦略を具現化するとともに、DNNAのデジタル・ネットワーク技術をプレミアムAVに取り込むことでホームエンターテイメント市場のリーダーへさらに前進することとなります。

D&Mの取締役会会長兼代表執行役 メール・ギルモア(Merle Gilmore)は次のように述べました。「D&Mはホーム・エンターテイメント市場の世界的なリーダーを目指して、新しいデジタルライフスタイルを提案します。
DNNA社の製品ブランドとデジタル技術はその目標を達成するための重要な要素です。」

DNNA会長 マイケル・シードマン(Michel Seedman)は次のように述べました。「DNNAは将来性の高いネットワーク・ホーム・エンターテイメント市場におけるコア・デジタル技術を開発し、D&Mグループのホーム・エンターテイメント戦略の一翼を担います。また当面、日本においてはデジタル・オーディオ・プレーヤーRioを中心とし た戦略を展開していきます。」 
以下、メール・ギルモアおよびマイケル・シードマンによる当日のプレゼンテーションの概略を紹介します。

D&Mの戦略 -ホームエンターテイメント市場のリーダーを目指す

D&Mグループは、プレミアムAVソリューションの提供を柱として、ホームエンターテイメント市場のリーダーとなることを目指し、次の戦略を推進しています。

  1. 業界をリードするプレミアムAVブランド買収を通じ、グローバル市場におけるリーダーとなる。このために、2003年5月、老舗メーカーのマッキントッシュ・ラボラトリーを買収しました。
  2. シナジー効果及び規模の経済の享受を目的として、統合されたオペレーション体制を構築する。このため、ポスト・マージャー・インテグレーション(PMI:M&A後の事業統合実現)を国内外で推進しています。
  3. ホームネットワーキング革命を主導するための中核技術(ソフトウェア)を開発、買収する。このため、Medeaboric(メディアボリック)社へ出資しました。また、2003年4月、ReplayTV・Rio・Escientの買収を行うことにより、急速に発展しつつあるデジタル・ネットワーク市場への迅速な参入およびネットワーク製品の専門エンジニア約70名の獲得を、一気に実現しました。
  4. AV専門店やカスタム・インストーラーなど販売店との強力な関係を確立する。このため、特にアメリカで地域型AV専門店との結びつきを強化しています。
  5. 今後の投資拡大に備え、非中核事業を合理化するとともに、財務基盤を強化する。このため、3つの非中核事業を売却しました。
  6. 顧客サービスを強化する。このため、アフターサービスの強化を進めています。

このうち、戦略3.として示したホームネットワーキング革命を主導する中心拠点として設置したのが、DNNAです。

DNNAのミッションおよび戦略 -ネットワーク・ホームエンターテイメント市場の牽引と、D&Mグループ全体に波及するコア・デジタル技術の開発

DNNAのミッションは、ネットワーク・ホームエンターテイメント市場を牽引し、同市場のコア・デジタル技術を開発、D&Mグループの北米中核拠点としてこれらを全体へと波及させていくことです。その戦略は、次のとおりです。

  1. 強力な知的財産ポートフォリオを確立し、ネットワーク技術とネットワーク製品開発におけるリーダーとなる。
  2. デジタル/ネットワーク製品の顧客サポートに最重点課題として取り組む。
  3. D&M各ブランドの製品へネットワーク技術を供給する。

DNNAのブランド戦略

1.Rio

役割
ホームエンターテイメントを、家庭の中・外へと従来の枠を越えて拡げていくブランドです。13~35歳の若者をターゲットとしたMP3ポータブルプレーヤーを販売しています。機器のデザイン及びスタイル、量産向けの設計及び販売などといった点に強みを持っています。
市場戦略
優れた機能と、独創的かつシンプルで直感に訴えるデザインを持つ複数の新製品(フラッシュ・プレーヤーや HDD・ポータブル・プレーヤー)を一斉投入することにより、米国市場において、フラッシュでは今年度第3四半期末までに第1位、HDDでは同第4四半期までに2~3位の市場シェアを目指します。

2.Replay TV

役割
PVR(Personal Video Recording)及びSTB(Set Top Box)技術を通じてD&Mのマスマーケット及び、大型量販店でのチャネル展開を推進するブランドです。流行や先進技術に敏感な層をターゲットとしたPVRを販売しています。エンド・トゥ・エンドのPVRソリューション提供、PVR関連特許などに強みを持っています。
市場戦略
ハイエンド、ローエンドの異なる2市場それぞれに焦点を絞った製品ラインを投入し、潜在顧客を開拓します。ハイエンド市場向けには、 Macrovision(マクロビジョン)社のプロテクション技術などの機能を持つ「高解像度STB/PPV(Pay Per View)」を、ローエンド市場向けには、一般番組向けの基本機能に限定した300ドル以下の低価格の「一般放送用PVR」を発売する予定です。

3.Escient

役割
IT機能を持つ高級AV製品をカスタム・インストーラーチャネル* でビジネス展開するブランドです。D&Mにおけるネットワーク向けプラットフォーム開発も担当し、D&M各ブランドへの技術移転の要となります。ネットワークインタフェース技術やバックエンドサービス提供(アーティスト情報提供、高い技術に基づく顧客サービスなど)に強みを持っています。
市場戦略
コンテンツ管理のベスト・ソリューションを提供するブランドとして、新たなDVDマネジメント製品を投入し、ユーザーインタフェースなど使い易さの向上に取り組みます。また、カスタム・インストーラー及び高級AV機器販売事業者との取引の拡大などの販売チャネル強化策を進めます。

上記のうち、(2)ReplayTV、(3)Escientは、当面米国中心の展開を予定しています。

DNNAの日本戦略

日本市場に対しては、Rioを中心としてプレゼンスの拡大を図ります。既にトップシェアを確保しているフラッシュ・メモリー分野に加え、HDDプレーヤー分野でもトップシェアを目指します。これにより、クリスマスシーズンには、全WMA・MP3プレイヤー市場での揺るぎないトップブランドの地位獲得を狙います。具体的には、フラッシュ及びHDDの新製品、日本独自仕様製品により、また、TDKマーケティング社の販売店網と販売力を活用し、全国の家電量販店・パソコンショップへの浸透を図ります。

株式会社ディーアンドエムホールディングスとは

株式会社ディーアンドエムホールディングス(東証2部:6735)(D&M)は、リップルウッド支援の下、2002年5月に株式会社デノン、日本マランツ株式会社の統合により設立されました。高級AV製品の業界リーダーである株式会社デノン、日本マランツ株式会社、マッキントッシュ・ラボラトリー、およびDNNAを傘下に置く持ち株会社として経営管理を行っています。

DNNAとは

DNNAは、2003年4月、買収によって獲得した3ブランド、すなわち、デジタル・オーディオ・プレイヤー「Rio」、パーソナル・ビデオ・レコーダー「ReplayTV」、デジタル・ホームエンターテイメント機器「Escient」を束ねる組織として、北米に設置されました。

以上

本資料中の株式会社ディーアンドエムホールディングスに関する記述のうち、歴史的事実に関するもの以外の記述には、同社に発生する将来の出来事または同社の業績に関する、将来予測に基づく記述が含まれています。これらはあくまで予測であり、実際の出来事または業績とは大きく異なることがあることをご忠告いたします。

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株式会社ディーアンドエムホールディングス
経営戦略室 本村/冨永
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